青雲之志
(せいうんのこころざし)
高位高官の座につきたいと願うこころざし。立身出世をなしとげたいと思う心。「青雲」は、晴れて澄みきった空の意味で、たいへんに高いところ、また、地位や学徳の高いことのたとえ。
〔例〕「彼は青雲之志をいだいて東京へ向かった」といったり、また、成人式のスピーチなどで、「昔からいわれてきたことでありますが、若いうちは、そこそこの出世ができればよいなどと考えず、青雲之志をもってほしいと思います」というように使ったりする。
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青は藍より出でて藍より青し
(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
藍から取る青色の染料は、原料の藍よりも青くなるところから) 弟子が師よりも優れ、子が父に勝っている場合にたとえていう。
〔類〕出藍の誉れ/氷は水より出でて水より寒し
〔出〕荀子(じゅんし)
〔会〕「お父さんもりっぱな学者だったが、彼もこんどの受賞でお父さんと並んだね」「いや、超えたといってもいいほどだよ」「青は藍(あい)より出でて藍より青しだね」
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青田買い
(あおたがい)
(1)(農家が困窮したとき)稲の取り入れ前に収穫高を予想して、青田のまま産米を買い取ること。その取引を「青田売買」という。 (2)結果の定まっていないものを、将来を見越して買い取ること。とくに、会社などが、卒業にまだ間のある学生や生徒の採用を、早い時期に内定すること。「深刻な人手不足なんだ。業界じゃ協定を無視して、もう青田買いを始めたらしいぞ」
〔類〕青田刈り/先物買い
〔対〕青田売り
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