収穫のときには、努力して枡で量って入れたものを、消費するときには、箕で一時にこぼしてしまうことをいう。それほどの収入でもないのに、支払いが極端に多いことにたとえる。
〔類〕木っ端を拾うて材木を流す
〔出〕諺苑(げんえん)
〔会〕「最近羽振りがいいね」「ああ、マイホームをあきらめたからな。今までの貯金を使っちゃうことにしたんだ」「もったいないな。枡(ます)で量って箕(み)で零(こぼ)すようなもんじゃないか」