僧侶(そうりょ)に憎しみをもっている者は、その僧侶が着けている袈裟まで憎くなるということで、憎んでいる人の持ち物や、関係のあるすべてのものまで憎悪することにたとえる。
〔出〕浄瑠璃(じょうるり)・北条時頼記(ほうじょうじらいき)
〔会〕「このライター、おまえにあげるよ。もう捨てようと思ってさ」「どうしたんだ、いきなり」「ライターをもらった彼女にふられてね」「それで坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎いか。でも、高そうだよ」