(「火の車」は、この世で悪事をなした人間を地獄に運ぶ車のこと) 最悪の経済状態で、やりくりがつかないことをいう。
〔出〕大智度論(だいちどろん)/俳諧(はいかい)・世説(せせつ)
〔会〕「なんだか、今日の服はパリッとしてるね」「先週の日曜日にバーゲンだったもんだから……」「もっとうれしそうな顔しろよ。けっこう似合ってるよ」「いや、買ったはいいが、財布のなかが火の車になっちゃったんだ」