人が考えていることというものは、だれも似たり寄ったりのもので、ほとんど大差ないことをいう。
〔類〕人の心は九合十合
〔出〕仮名草子(かなぞうし)・悔草(くやみぐさ)
〔会〕「いやあ、いよいよ夏の到来、暑くなったねえ」「どうだい、帰りにビアガーデンで一杯ってのは」「人の心は九分十分、私も今そう言おうと思ってたところなんだ」