日が暮れたのに目的地までは、なお遠いということから、年老いたのに、人生の目的はなかなか達せられないことをいい、また、仕事がはかばかしくないことにたとえる。
〔出〕史記(しき)/徒然草(つれづれぐさ)
〔会〕「先生のライフワーク、新日本史の編纂(へんさん)はどこまでお進みですか」「それが、やっと鎌倉(かまくら)時代までこぎつけたところで……。私も今年で70、日暮れて途(みち)遠しの感を強くしておりますわ」