戦いに敗れた武将は、もはや兵法について語る資格がないことをいい、失敗した人はその件については、再び口を挟むことはできぬことにたとえる。
〔類〕敗軍の将は敢(あ)えて勇を語らず/敗軍の将は謀らず/敗軍の将は再び謀らず
〔出〕史記(しき)
〔会〕「王手、と。これでわしの勝ちだな。なぜ、一手前に飛車を打ってこなかったんだい」「敗軍の将は兵を語らずだ。さあ、もう一番」