泥にまみれ火に焼かれるような、耐えきれぬ苦痛にたとえる。
〔類〕水火の苦しみ
〔出〕孟子(もうし)
〔会〕「親知らずを抜いたときの痛みときたら、それはもう、塗炭(とたん)の苦しみだったよ」「こらこら、これしきのことでその表現は大げさだ。死に瀕(ひん)するような場合に、この言葉を残しておくことだな」