(近所の火事を、手焙りの火鉢(ひばち)の代用とするところから) 安易に手近なものを利用することをいい、転じて、目先の利益のみを追いかけることをいう。
〔類〕近い所の手焙り
〔会〕「マイホームのために、こつこつためた貯金だけど……。もう、あきらめた。この前セールスに来た高級車でも買って、ぱっと使おうか」「そんな近火で手を焙(あぶ)るようなことはよしましょうよ。家を持つことは、私たちの夢なんだから」