(「大声」は高尚な音楽、「里耳」は俗耳のこと) 高尚な言論は、俗な人々に説いても理解はされないことにたとえる。
〔類〕陽春の曲和する者必ず寡(すくな)し
〔出〕荘子(そうじ)
〔会〕「だからぼくが言いたいのは、マルクスはだね」「うるせえ、大学出と酒を飲むとまずくて仕方がない。カラオケだ、カラオケだ」「まったく、この連中ときたら。大声は里耳に入らずか」