おだてに乗って、人のために危険な仕事に手を出すことをいう。イソップの寓話(ぐうわ)のなかに、猿(さる)が猫をおだてて炉のなかの栗を拾わせ、猫は大やけどをしたという話にもとづく。
〔類〕手を出して火傷(やけど)する
〔出〕イソップ物語(いそっぷものがたり)
〔会〕「おい、あそこで女の子が男にからまれてるぞ。助けに行かなきゃ」「よく見ろよ、あの男はヤクザだぜ。火中の栗(くり)を拾いに行くようなもんだよ、やめとけよ」