(鰻が身をくねらせながら水中を垂直に登るように) 気温や物価・地位などが急速に昇ること、また、のらりくらりと逃げ回る様子をいう。
〔出〕常磐津(ときわず)・神路山色こいぐち(かみじやまうきなのこいぐち)/合巻(ごうかん)・其俤夕暮譚(そのおもかげゆうぐればなし)
〔会〕「このごろ、物価がどんどん上がるわねえ、まるで鰻登(うなぎのぼ)りね」「ちっとも上がらないなあ、おれの給料」