生活の苦しいあいだは礼儀どころではないが、ゆとりができればはじめて公徳心をもち、恥になることがないよう努力するものである、というたとえ。
〔類〕憂いも辛いも食うての上
〔出〕管子(かんし)
〔会〕「日本人もこのごろはマナーにうるさくなったね」「豊かになったのさ、生活が」「衣食足りて栄辱を知るか」