髪の毛を洗ったばかりの者は、いままでかぶっていた冠を、かならず塵(ちり)を払ってのちかぶる。身の潔白な人であれば、俗世の塵に染まらぬよう細心の注意を払わねばならないという教訓。
〔出〕楚辞(そじ)
〔会〕「新人教育はしっかりとやっておくべきだね」「基礎がたいせつだからな」「新たに沐(もく)する者は必ず冠を弾(はじ)く。そんな注意深い新人が育ってほしいからね」